第1回アメリカボウル大会のお手伝い

7月22日付の毎日新聞朝刊(東京版)の社会面に、上記の記事が載ったのに気が付いた方はいましたか? この記事にあるように、7月21日に、第1回のアメリカボウル大会が港区区民センターで開催されました。大会の主催は日米協会(一般社団法人)で、ANAの協賛のもと、外務省、アメリカ大使館、全英連、ワシントンDC日米協会が後援しました。JBSGのメンバーもこの大会の開催前の宣伝、当日の運営にと、幅広く協力しました。

アメリカボウル大会は、アメリカから始まって、今や世界各地で開催されているジャパンボウル大会にならって、アメリカについて深く理解してもらうために、アメリカの歴史、文化、芸術、地理、科学、日米関係などの知識についてのクイズが出題され、各高校からの参加者が3人ないし2人一組のチームを組んでこのクイズに答え、優勝を目指すというものです。これは2017年に100周年を迎えた日米協会の記念事業の一つとして企画されたものです。

協会は募集要項が裏に印刷されたチラシを作成し、東京とその近県の高等学校に配布し、参加者を募りました。JBSGもチラシの配布に協力しました。
初めは参加者がどのくらい集まるか見通せず心配しましたが、締め切り時には68の高等学校から申し込みがあり、約270名の参加となりました。当日は朝9時からの受付なので、JBSGのメンバー6人はそれより早く会場に到着して受付のテーブルを準備し、勇んで会場にやってきた高校生をテキパキとさばきました。と言いたいところですが、実際は、事前に渡された資料の指示に従い、受付リストの高校名と人数を照合し、座席番号表、アンケート付きバインダー、氏名札、お弁当引換券等を渡す作業を、あたふたしながら必死に行い、定刻までに何とか全員を会場に入れることができました。

午前中は予選で、筆記形式で出際されました。各チームに1組の解答用紙が配布され、スライドで出際される問題に、チーム内で相談しながら、30秒以内に英語で答えていくという形式です。

予選が終わると昼食です。昼食は2グループに分かれ、第1グループが昼食の時は第2グループが35分のカルチャーイベントに参加し、時間が来ると昼食とイベントを交代する2部制をとっています。JBSGのメンバーはお弁当の受け渡しの役を担い、引換券を持った高校生や引率の先生にお弁当とお茶を、こちらはテキパキと渡すことができました。

カルチャーイベントは実際には観ていないので詳しくはわかりませんが、聞いたところによると、配布された用紙に様々な内容の質問が、たとえば「昨日パスタを食べましたか?」というように英語で記載されていて、その質問に当てはまる人を探し、ビンゴのようにマスを埋めていき、縦あるいは横がすべて見つかった人から景品がもらえるというものです。

主催者の話では期待以上に盛り上がり、参加者たちはお互いに親睦を深め、楽しんでいたそうです。

もっともその間に、審査員たちも採点をして集計し、順位をつけていたのですが。

午後2時に決勝進出チームの発表がありました。当初は3チームを予定していたのですが、同点のために5チームがステージに上がり、決勝戦となりました。

決勝戦には、日米協会名誉総裁である高円宮妃殿下も出席して、熱い戦いをご覧になりました。決勝戦は三択クイズ(下の写真)、オーラル問題、早押しクイズで構成されています。

オーラル問題では、例えば「What is your favorite American movie and why?」という設問に英語で答えていくというもので、特別審査員の方々の厳しい審査に、会場が大いに盛り上がりました。

これらの結果、開成高等学校チーム1が優勝し、賞状とメダルと共に、約1週間のアメリカ研修旅行の副賞が贈呈されました。

JBSGのメンバーは、順位が決まった瞬間から、贈呈式までの間に、賞状に高等学校名を墨で書くという、またもや裏方の仕事をしました。チームの数ではなく、チームの各メンバー分の数なので、大変だったのです。

このアメリカボウル大会は、ジャパンボウルと同じように、高校生がアメリカに興味を持ち、高校生同士が交流するよい機会となったのだと思います。

今回は裏方に徹した感じでしたが、参加した高校生達が本当に楽しそうにしている様子がよくわかりました。成功してよかったです。

日米協会による日本語と英語の報告がここに掲載されています。会場内の写真は、すべてそこからお借りしました。

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