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日本初の女子留学生大山捨松―その生涯と先進性ー 

第2回JBSG主催講演会のご案内

JBSG主催の講演会を下記の日程で開催いたします。 講師に日米協会副会長の久野明子氏をお招きし、曾祖母にあたられる「大山捨松氏」の生涯をみつめ、幕末から明治維新の激動の時代を、凛として生き抜かれた一人の女性の生涯とその先進性について講演していただきます。急速に世界が内向きになってきた今、一人一人がどのように対応すべきかのヒントが得られるかもしれません。 ご友人をお誘いあわせの上奮ってご参加下さい。

日時:2017年5月20日(土)14:00~16:00 (開場13:30)

場所:渋谷男女平等・ダイバーシティーセンター(アイリス)       (渋谷区文化総合センター大和田 8F:渋谷区桜丘町23-21   ℡:03-3464-3395 渋谷駅から徒歩5分)          アクセス: http://www.shibu-cul.jp/access.html

参加費:1000円(学生500円)

申し込み先: akiko16suigmoto@gmail.com

講演: 久野明子氏 (日米協会副会長)

日本初の女子留学生大山捨松ーその生涯と先進性ー

昨今の若者は「内向き志向」といわれ、世界に羽ばたこうとするチャレンジ精神に欠け、海外に留学する学生の数が最近では著しく減少しています。 今から約140年前、わずか11歳で明治政府の命を受けてアメリカに10年間も留学した女性がいました。いったい何のための留学だったのか、アメリカで何を学んだのか、帰国後の彼女を待っていた日本の社会は?現代の日本人は彼女から何を学ぶべきか? 曽孫にあたる久野明子さんが当時の貴重な写真を紹介しながら、日本初の女子留学生大山捨松の隠された秘話について語ります。

講演に先立ち、15分ほどジャパンボウルの紹介、JBSGの活動報告を行います。また、講演と質疑応答終了後、講師を交えて懇談会を行います。

久野明子氏プロフィル

應義塾大学文学部卒。在学中、慶應-スタンフォード夏季交換留学生プログラムで渡米。卒業後、東京オリンピック組織委員会渉外部、米国オハイオ州政府東京代表などを経て、一般社団法人日米協会専務理事に就任、現在は副会長を勤める。

著書『鹿鳴館の貴婦人大山捨松』(中央公論社) 『昭和天皇最後のご学友』(中央公論新社)

訳書『華族女学校教師の見た明治日本の内側』アリス・ベーコン著(中央公論社 )

講演会チラシ

会場地図

 

 

 

 

 

ジャパンボウル入賞者の日本研修旅行に協力(3)

3)  歌舞伎座見学と歌舞伎鑑賞

レベル4(最上位クラス)の優勝チーム、カリフォルニア州モンタビスタ高校の3名は、Mazda Foundation の支援により、東京での滞在が数日延長されました。彼らは事前に東京で行ってみたい場所を選び、立教大学の学生さん達が案内役としてサポートし、東京見学を楽しみました。JBSGとしては、この期間に是非見学してもらいたい場所として歌舞伎座見学を提案し、歌舞伎座のご厚意を得てそれが実現しました。

歌舞伎座は、これまでに数多くの海外公演をしており、2007年にはワシントンDCの日米協会創立50周年記念事業として平成中村座が出演していることもあり、ジャパンボウルへの理解も深く、アメリカの高校生の見学に最大限の協力をして下さいました。普通では入れない、歌舞伎座の舞台裏、奈落見学や、楽屋訪問が許され、付き添いとして参加した我々も大変貴重な経験をさせていただきました。

舞台裏見学

8月12日(金曜日)、この日は丁度8月納涼歌舞伎で、出し物は三部構成になっています。我々一行は、第二部を観劇しました。そして第一部と第二部の幕間の時間に、舞台裏見学が許されました。初めて見る舞台裏、新装となった歌舞伎座の舞台裏は、想像をはるかに超えた広さと収納されている大道具、小道具の大きさに圧倒されました。圧巻は回転する舞台中央の奈落、装置や機材が並び、仕掛けの大きさと幕間の時間に大車輪で仕事をされている大勢の裏方の方々の心意気が素直に伝わってきて、一つの舞台を作り上げる大きな力を目の当たりに見ることができました。

楽屋見学

その後、坂東彌十郎さんの楽屋を見学させていただきました。ジャパンボウル優勝の高校生3名に付き添いが11名、14名の人間がゾロゾロと楽屋を訪問したので、彌十郎さんもさぞ驚かれたのではないかと思います。しかも、息子さんの坂東慎吾さん共々第二部にご出演になる大変忙しい時間にもかかわらず、にこやかに迎え入れて下さり、頭が下がりました。高校生には、歌舞伎の概要や、これから観劇する「納涼歌舞伎」が、古典歌舞伎とは一味違う「陽気でテンポのある新しい歌舞伎」であること、アメリカ公演の時の様子なども熱心にお話ししていただきました。高校生のみならず、付き添いの我々もすっかり魅了され、記念撮影をせがんで、少々はしゃいでしまいました。

歌舞伎観劇

3階席から見る舞台

八月納涼歌舞伎第二部の出し物は、「東海道中膝栗毛」と「艶紅曙拙(いろもみじつぎきのふつつか)」でした。

「東海道中膝栗毛」は、弥次郎兵衛(染五郎)と喜多八(猿之助)のお伊勢参りの道中記ですが、東海道から、なんとラスベガスまで飛んで行く、奇想天外の珍道中となり、あっという間にラスベガスの華やかなショーの中に放り込まれた2人の慌てぶりや、歌舞伎役者の演じるラインダンス、派手な音楽、きらびやかな舞台演出に圧倒されてしまいました。これが歌舞伎?と驚きながらもテンポの良さと、役者さん達の芸達者ぶりに引き込まれ、最後の宙乗りに拍手喝采して大いに盛り上がりました。そう、これが歌舞伎、まさに「かぶ(傾)く」なのだと納得し、いつの時代でも「かぶく」に挑戦している歌舞伎の一面が垣間見られました。

「艶紅曙拙」は、富士山の山開きで賑わう江戸の浅草が舞台で、江戸商人の様々な姿を披露する舞踊です。暑い夏に涼を売る商人達が登場し、江戸の風俗や慣習を伝えてくれる作品でした。数日前に私達が主催した交流会で、稀音家六綾先生から歌舞伎と長唄の関係を説明していただき、三味線と長唄の演奏を聴いたばかりの高校生達は、「これだ、これだ」と喜んでくれました。タイミングの良いことに、舞台には蝶々売り、朝顔売り、虫売りに加え、団扇売りも登場したので、先日手作りをした団扇が、江戸時代の風物としても理解してもらえたと思います。

こうして歌舞伎座見学と歌舞伎観劇は無事終了しました。歌舞伎の価値や芸術性がどれだけ伝えられたかは分かりませんが、日本の伝統芸能である歌舞伎を直に鑑賞し、舞台裏を見学し、役者さんとお話しをする機会を持てたことは、強い印象を残したと思います。

ここに、改めて歌舞伎座と坂東彌十郎さんをはじめ多くの方々のご厚意に深く御礼申し上げます。

 

ジャパンボウル入賞者の日本研修旅行に協力(2)

2)  ジャパンボウルサポーターズグループ(JBSG)主催の交流会を開催

Kakehashi Projectが用意した8日間のプログラム(日本国際協力センター:JICE作成)で、8月9日(火)の半日をいただき、ジャパンボウル入賞者を歓迎する、JBSG主催の初めての交流会を開催しました。高校生達が最も望んでいるのは、同世代の日本の若者達との交流だとの情報をもとに、日本の高校生や大学生に参加を呼びかけ、日米の学生さん同士が直接触れあい、交流できる場を提供することを目的としました。ちょうど夏休み期間中で、高校生の参加は難航しましたが、それでも日本女子大附属高校生4名、立教女学院高校生3名、加えて、東京大学と国際基督教大学の長唄研究会の大学生、大学院生12名、高円宮杯全日本中学校英語弁論大会のOBの大学生9名が参加して下さいました。
以下プログラムの順にその様子を簡単に紹介します。

日時:2016年8月9日(火) 10;00-13:30
場所:日本女子大学桜楓2号館
プログラム:
10:00 開会の辞
10:05-10:45 長唄・三味線の演奏とワークショップ
(稀音家六綾先生、東京大学、国際基督教大学長唄研究会)
10:45-11:30 手作り団扇のワークショップ
11:30-13:15 軽食をとりながらの交流会

①開会
天気予報で、今夏最高気温になると予想されていた猛暑のこの日、研修旅行の高校生が付き添いの先生、JICEの担当者、外務省担当者達と一緒に元気に会場に到着し、ほぼ定刻に会が始まりました。開会に先立ち、JBディレクターの神尾からJBSGの結成に至る経緯が紹介され、あらためて結成3年の時の流れを実感しました。

②長唄・三味線の演奏とワークショップ
三味線の稀音家六綾先生は、「希扇会」を主宰されていて、多くの大学で三味線の講師を務め、若い世代をはじめ、国内はもとより海外でも広く三味線の普及に尽力されておられます。JBSGでは六綾先生に協力していただき、交流会の幕開けに東京大学と国際基督教大学の長唄研究会の学生さん達による、長唄・三味線の演奏を持ってきました。今夏一番の暑さを記録したこの日、和服に着替えた学生さん達の長唄と三味線の演奏は、真剣さと若さがみなぎった素敵な音色を奏でました。

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最初に六綾先生から日本語と英語による三味線の歴史や演奏様式、歌舞伎における三味線の役割など、とても分かりやすくかつ興味深い説明がありました。要領を得た”しおり“も配布され、アメリカの高校生のみならず、我々を含めほとんどの参加者が初めて知る内容で、古代エジプト(ネフェル)からペルシャ(セタール)、モンゴル(ホーブスー)、中国(サンゲン)、沖縄(サンシン)と変遷して日本で根付いた三味線の由来は、壮大な距離と時間をしのばせて、三味線をあらためて見直す機会にもなりました。そしていよいよ演奏です。


ほぼ全員が、大学に入ってから初めて三味線に触れる「全くの素人集団である」と、六綾先生から念を押されていましたが、私達にとっては、溌溂とした素晴らしい演奏で、すっかり感激しました。途中で先生から曲の解説もあり、アメリカの高校生も興味深々の様子で聞き入っていました。また、紙芝居よろしく、先生の説明を絵で表した大きな紙を掲げ、理解を助ける工夫をしたプレゼンテーションに、研究会の学生さん達の心意気が良く伝わってきました。最後に全員で元気に「東京音頭」を合唱し、楽しい演奏が終了しました。

③記念撮影

演奏家の皆さんが正装している間に記念撮影です。皆の楽しそうな表情にご注目下さい。20160809-18

④ 手作り団扇のワークショップ
用意したもの
竹製の無地団扇
千代紙 糊 ハサミ
カラーペン
筆、墨
参加者全員に無地の団扇を配り、千代紙やカラーペンを使って自由に団扇に模様を付けてもらいました。コーナーに墨と筆を用意し、JBSG支援者の書家に協力してもらい、希望者には日本の文字を筆で書いてもらったり、自分で文字や絵を描いたりできる場所も設けました。最初はやや戸惑っていたアメリカの高校生達も、日本の学生さん達のやり方を見たり、指導を受けたりして、あっという間に要領を覚え、器用に千代紙を切ったりちぎったり、絵をかいたり、文字を書いたりと自分の団扇作りを楽しんでくれました。中には、自分の名前を漢字にあてはめ、「この字を書いて!」と頼みにくる人、好きな漢字を紙に書いて、「筆でこの空間にこのように書いて!」とリクエストする人もいて、会場は賑やかな雰囲気になってきました。

くじ引きで席を決めたおかげで、最初は戸惑い気味の日米の学生さん同士が、このワークショップを行うことで、作品を見せ合ったり、助言をしたりして、すっかり打ち解けてきました。完成した団扇は、私達の予想をはるかに超えた、自由で伸びやかな個性的な仕上がりで、若さの素晴らしさを痛感しました。

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⑤ 昼食をとりながらの交流会・三味線ワークショップ

「お腹すいた!」の無邪気な声にせかされて、コーナーにお寿司、カツサンド,唐揚げ、焼き鳥、温野菜サラダ、オードブル、果物、飲み物などを準備しました。img_0973また、今朝早く収穫したという数種類のミニトマトを、山のように抱えて持参してくれた、JBSGの協力者のおかげで、瑞々しくて美味しいトマトをカップに入れて彩よく配置すると、なかなかのお料理になりました。

連日のパーティー料理で飽きないか心配しましたが、予想以上に好評で皆積極的に取り分けてくれ、安堵しました。作ったばかりの団扇を見せ合ったり、メール交換をしたり、何やら楽しそうに会話を続けたりと、各テーブルがすっかり賑わってきてうまく交流しあっている状況がはっきり見て取れるようになってきました。大学生達の存在も大きく、彼らは日米両高校生達の会話のつなぎ手として、重要な働きをしてくれました。

お腹が少し満たされたところで、長唄研究会のご好意で練習用の三味線数棹を、会場に用意していただき、研究会の学生さん達が弾き方を指導して下さるワークショップが始まりました。最初は少し躊躇していた高校生達も、一人、二人と挑戦する人が現れると、自分もやりたくなるようで、最後は列ができるほどの盛況ぶりになりました。どの人も三味線の持ち方、撥の使い方などの説明や指導を受けると、それなりになかなか様になって行きます。説明はとても分かりやすく、習っている学生は皆真剣です。会場のあちこちで柔らかな三味線の音が響いていました。

④閉会

手作りペン皿

あっという間の3時間半でした。会の終わりに、JBSGのメンバー手作りの「ペン皿」を、プレゼントしました。これは、JBSGのメンバーと協力者達で作成したオリジナル作品です。付き添いの先生方には、抹茶茶碗をお渡ししました。

高校生の代表からは、心のこもったお礼の言葉と、今年のジャパンボウルのパンフレットやグッズをいただきました。

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ワシントンDC日米協会会長夫人、マロット裕子さんの遺志を継ぐ形で立ち上げたJBSGですが、メンバーとその協力者も合わせると総勢80名でこの交流会を無事に開くことができました。彼岸で彼女が喜んでいてくれるような気がしています。いつも応援して下さる皆様のご協力に感謝するばかりです。

明るくパワー溢れるアメリカの高校生達は、日本に来てどのような感想を持っているのでしょうか。彼らと交流した日本の高校生や大学生・大学院生は何を感じたのでしょうか。今だけでなく、数年後、数十年後にもその答えを聞いてみたい気がします。参加した日本女子大附属高校生達は、この交流会の模様を、「学校新聞」に掲載したそうで、その記事を読む機会がありました。”双方が日本語と英語を交えながら、一生懸命会話をし、何とか理解しようと向き合う真っすぐな気持ちがお互いにあることを感じ、それが格別に嬉しかった”こと、”外国人との交流というより、新しい友達とのおしゃべり”という感覚になるほど夢中で会話をした素敵な時間だった、と結んでありました。主催者として、嬉しい限りです。

JBSGの活動を知って、快く協力して下さった、稀音家六綾先生、東京大学、国際基督教大学の長唄研究会の皆様、高円宮杯全日本中学校英語弁論大会のOBの皆様に心から御礼申し上げます。また、日本国際協力センターから多大なご協力をいただきました。有難うございました。

 

 

ジャパンボウル入賞者の日本研修旅行に協力(1)

2016年4月のジャパンボウルで入賞した24名の高校生が、外務省が推進する青少年交流のための「KAKEHASHI Project」と「Mazda Foundation」により8月3日から10日まで日本に招聘されました。また、レベル4(最上位レベル)の優勝チーム3名は13日まで滞在しました。

一行は3日に成田に到着後、すぐに広島に移動して7日まで滞在し、マツダの工場見学、広島平和記念公園や平和記念資料館の見学、宮島観光、広島国際学院高校の高校生達との交流、ホームステイ体験、熊野の「筆の里工房」見学など様々な体験をしたのち、8日から数日東京で過ごしました。私達ジャパンボウルサポーターズグループは、東京での数日のプログラムに協力しました。以下順にご紹介いたします。

1)2016年度ジャパンボウル入賞者歓迎レセプションに参加

2016年8月8日(月)、ワシントンDC日米協会と在日米国大使館が主催する、ジャパンボウル入賞者達を歓迎するレセプションが、例年通りAmerican Centerにて開催されました。ジャパンボウルサポーターズグループからも5名が参加しました。

レセプションは午後6時から始まり、参加者の拍手の中でお揃いの青いTシャツ(今年は、ジャパンボウル・キャラクター“Kanji-Kun”と有言実行の文字)に身を包んだ入賞者24名が元気に登場です。

今年はジャパンボウル名誉総裁の高円宮久子妃殿下のご臨席があり、会場が一段と華やいでいました。ジャパンボウルディレクターの神尾りささんの歯切れのよい司会でテンポ良く進行してゆきます。アメリカ大使館公使の暖かい歓迎の辞につづき、高円宮妃殿下の慈愛に満ちた素晴らしいスピーチがありました。高校生のみならず臨席した私達も、妃殿下の力強いメッセージに感動しました。

続いて研修旅行に参加した高校生を代表して、レベル4優勝チームの3名がそれぞれ、広島で見学や体験した出来事を日本語で報告し、この研修旅行への感謝の言葉を述べました。そしてこの3名には高円宮妃殿下からメダルが授与されました。毎年のことながら、レベル4、つまり4年間の日本語学習で、ここまで日本語が話せるようになるためには、一体どの位勉強をしているのかと感心する見事な挨拶でした。

そして参加者全員で記念撮影、出来上がった写真は陽気な彼らの元気な姿を映し出しています。

Photo by US Embassy JAPAN
Photo by US Embassy JAPAN

ここからは、会場の端に設けられたテーブルに、美しく並べられた心尽くしのお料理、飲み物、果物、ケーキを自由にとりながらの歓談です。高校生達は積極的に高円宮妃殿下や日本の招待者の中に入り、闊達に受け答えしたり質問したりしていて、心から会話を楽しんでいる様子が傍からも十分に見て取れます。コミュニケーションの取り方のお手本を若い彼らから教わっている気がしました。歓談の合間には、藤崎一郎日米協会会長の祝辞、外務省をはじめこの「KAKEHASHI Project」に携わっている支援団体の代表の方々の歓迎の言葉があり、皆でジャパンボウルを勝ち抜いた高校生達を称えあいました。また、恒例になっている藤崎会長から高校生達に、ジャパンボウル顔負けの日本に関する高度なクイズが出され、回答を集計後、最高得点を勝ち取った高校生には、記念品が授与されました。また、今回はほぼ全員の学生さんが、この研修旅行で印象に残った体験やエピソードを日本語で語ってくれました。広島でのホームステイ体験、ホストファミリーとの交流、日本の高校生との交流、そしてお好み焼きに人気が集まっていました。

旅程の後半にあたるこの日、高校生達は旅の疲れも見せず、元気な笑顔で会場を終始明るく盛り上げてくれ、「日本が大好き!」と嬉しい言葉で私達を喜ばせてくれました。「また、日本に来ます!」「春、秋の日本にも是非来てね!」と声をかけあい、歓迎レセプションは幕を閉じました。

 

 

 

ジャパンボウルサポーターズグループ(JBSG)交流会を開催(2)

  • 講演とデモンストレーション

日本文化の香りとその体験 (西浦流 西浦喜八郎先生)

香道の西浦喜八郎先生をお迎えし、講演とデモンストレーションを行っていただきました。先生は香道、華道、書道、陶芸など幅広い分野で活躍され、日本の文化を世界に発信されていることでも著名な方で、ジャパンボウルに毎年協力して下さっています。

最初に香道の歴史を説明していただきました。香の文化は古代インドから中国を経て、仏教とともに日本に伝わった事、平安時代に宮廷で「香りを聞く」ようになり、室町時代に茶道、華道が盛んになると同時期に香道が体系化されたことなど、長い歴史を静かで優しい口調で簡潔明瞭にお話し下さいました。香道においては、香りは鼻で嗅ぐものではなく、身体の中で聞くものとのであること、聞香(香りを聞く)、組香(香りを聞き分ける遊び)があること、それぞれの作法や、茶道の作法との違いや共通点などの説明を聞き、それぞれ理にかなったものであることを知り、一同うなずきながら、ちょっと物知りになった気分になりました。

続いて組香のデモンストレーションがあり、参加者全員が2種類の香を聞き分ける実践に挑戦しました。みな自ずと姿勢がよくなり、香りを聞くために気持ちを集中させ、心地よい緊張と静けさを保ちながら体の中で香りを聞くように心がけました。香を焚いて下さる先生の流れるような美しい動作と、静かで真摯な眼差しを拝見し、香道の初歩の初歩を垣間見た気持ちになり、会場は穏やかな空気で溢れていました。

  • 歓談

お茶とお菓子を出して、西浦先生にも参加していただき、自由に参加者同士で歓談していただきました。僅かな時間でしたが、香道の一端に触れたこともあり、皆気持ちよく初対面の方々同士でも会話がはずんでいました。“楽しかった” “とても良い時間を過ごせた”、“これから香道を始めたい”などの声が寄せられ、西浦先生に感謝するとともに、参加者の皆様に喜んでいただけたこと安堵いたしました。


日頃JBSGを応援して下さる方々同士、お互いの顔が見えるようにと、企画した初めての交流会でしたが、とても暖かな会になりました。今後もこのような交流の場を設けようと考えておりますので、皆様次回の交流会にも是非ご期待ください。

ジャパンボウルサポーターズグループ(JBSG)交流会を開催(1)

11月14日に、西浦喜八郎先生をお迎えし、初めてのJBSG交流会を開催しました。当日は小雨交じりの生憎のお天気でしたが、皆さんの出足は好調で、会は定刻通り始まりました。
当日の模様をプログラムに沿って2回に分けてご紹介いたします。

  • JBSGの活動報告 (JBSG代表 杉本昭子)

2012年、ワシントンDCで開かれた第20回ジャパンボウル(JB)大会を見学した高校時代の仲間数名が、JBの意義やJBの面白さに感動して、日本からこの大会を応援するJBSGを立ち上げたのは2013年の11月でした。それからあっという間に2年が過ぎました。そこで2年の歩みを簡単に紹介しました。これまでの活動を項目にして挙げてみれば、わずか数行になりますが、それでも初めは漠然としていた目的が、少しずつ具体的な目標になり、活動の方向性が見えてきたと自負しております。また会場内のボードに今年来日したJB優勝者達の写真を貼り、レセプションやホームステイの様子を紹介しました。今後とも皆様のご支援を受けながら地道な活動を行っていこうと思っております。

  • ジャパンボウル(JB)の現状と将来 (JBディレクター、JBSGアドヴァイザー 神尾りさ)

今年で23回となるJBの様子が紹介されました。出場するアメリカの高校生達の真剣な勉強の様子、指導する先生方、毎年新たな問題を作成するスタッフや協力者、審査に関わる方々、スポンサーとしてJB大会を支えて下さる団体、企業の方々、ボランティアでゲスト出演して大会を盛り上げて下さるアーティストの方々などがスライドで紹介され、JB大会が多くの方々の協力で成り立っていることが実感できました。

また、“2007年大会入賞者の今”が紹介されました。2007年に日本に招聘された7名の高校生は8年後の今、皆優秀な若者に成長し、日本との係りを様々な形で持ち続けていることが分かり、JBの意義が再確認されました。また、2012年からはワシントンDCのみならず全米各地でJB大会を開催するプロジェクトが始動し、毎年その数を増やしていることが報告されました。これからますます発展していくJBを私達も力強く応援して行くつもりです。

今年度ジャパンボウル最優秀者3名が東京近郊で研修旅行

今年4月にワシントンDCで開催されたジャパンボウル大会で最高レベルの部で優勝した高校生3名(Lynbrook高校)が、Mazda Foundationにより招待され、8月8日~15日まで東京にやってきました。

ジャパンボウルサポーターズグループでは、“日本の伝統工芸を知ってもらおう”、“ホームステイを体験してもらおう”と、この研修旅行の一部に携わりました。その様子をお知らせします。

①日本の伝統工芸に触れてもらう:8月9日(日)
ちょうど東京青山の青山スクエアで「和暮らし大好き!集まれ女匠衆」の企画展が開かれていました。ここで女性職人の実演と体験もできるということで、青山スクエアに集合しました。日本全国の女匠衆達の作品が集められた一画では、脈々と受け継がれている伝統工芸の技法と新しい感覚の形と色彩、何より暮らしの中で実際に使われる伝統工芸品の持つ魅力に引き付けられました。3人の高校生は前日に日本に着いたばかり、しかも東京は連日の記録的な猛暑、さらに午前中は立教大学の学生さん達とお台場に行ったという強行スケジュールをこなしていたので、さぞ疲れたのではないかと心配しましたが、静かに店内を見学していました。
体験は3人の希望で「友禅染」の色挿しに決めました。ここで色挿しをした生地を、後日携帯のストラップに仕上げていただくという段取りです。東京手描友禅の方々の指導を受けながら、3人はほとんど躊躇せず、柄を選び、大胆かつ精密に見事に色挿し作業をやってのけ、指導者や私達を驚かせました。筆の使い方、ぼかしの技法など、日本語の細かな説明もしっかり理解している様子に、流石優勝者!と感心しました。

友禅染の色挿しに挑戦
友禅染の色挿しに挑戦
出来上がり。左の絵柄が表、右の絵柄が裏の模様になる。
出来上がり。左の絵柄が表、右の絵柄が裏の模様になる。
色挿しを体験した生地で作ったストラップ
色挿しを体験した生地で作ったストラップ

最後に青山スクエアのスタッフによる「日本の伝統工芸」に関する説明を受け、この見学を終了しました。元気な彼等はお土産などを買った後、立教大の学生さん達と渋谷へ繰り出して行きました。若さがまぶしい一時でした。そして8月末に可愛いストラップが完成しました。そろそろ帰国した彼らの手元に届いているはずです。

②鎌倉でのホームステイ:8月13日(木)~15日(土)
ジャパンボウルサポーターズグループのメンバーの自宅で、2泊3日の鎌倉での生活を楽しんでもらいました。鎌倉は史跡が多く、お洒落な街並みもあって日本でも有数の人気スポットです。折しもお盆の時期、日本のお盆の風習も体験してもらおうと企画しました。

先ずは鎌倉五山の一つ、寿福寺を見学しました。寿福寺は北条政子が1200年に創建したお寺で、北条政子と源実朝の墓所(鎌倉時代特有の横穴式墓所:五輪塔)があることで知られています。今回アメリカから来た高校生へと、ご住職のお計らいで特別に本堂を見学させていただき、文化財の脱活乾漆造の御本尊や達磨大師坐像を見ることができ、付添いの私達も感激しました。その後、裏手のお墓で日本のお墓参りを体験してもらい、さらに北条政子のお墓にも足を延ばしました。日本の歴史に詳しい普段はおとなしい学生さんが、北条政子と聞いたとたん、目を輝かせて記念撮影をし、源頼朝、義経とどんどん名前をだして、室町、鎌倉時代の話に発展、その博識ぶりを披露してくれました。夕方からホームステイ先のお庭でバーベキュー、夜には”お迎え火”の風習を見学してもらいました。翌日は報国寺や大仏殿を見学し、午後はお盆の法要に臨席してもらいました。その後、妙本寺やその近辺を散歩、気に入ったお店を見つけて3人は最後の買い物を楽しんでいました。

翌日、無事研修旅行を終えた3人は、大きな荷物を抱え、成田から帰国の途に就きました。彼らが何をどう感じたのかは、詳しくは分かりませんが、記録的な猛暑の中で、疲れも見せず元気に過ごしてくれて私達もほっとしました。日本語の堪能なこと、日本の歴史への興味と知識の多さに感心し、率直さと細やかな気遣いのある態度が印象的な、爽やかな高校生達との交流で、私達もたくさんの元気をもらいました。どうかこれから日米親善の担い手になって欲しいと心から思っています。

2015年度ジャパンボウル成績優秀者歓迎レセプションに参加

2015年4月9日-10日にワシントンDCで開催されたジャパンボウル大会において、各レベルで優秀な成績を修めた21名の高校生が、外務省が推進する青少年交流のための「KAKEHASHI Project」と連携し、8月3日から11日まで日本に招聘されました。さらに8月8日から15日まで、Mazda Foundationによりレベル4の優勝者3名も来日しました。8月10日には米国大使館American Center にて入賞者を囲む歓迎レセプションが開催され、総勢24名の高校生達が一堂に集いました。私達JBSGのメンバーもそこに参加してきました。

レセプションは、在日米国大使館主席公使Jason. P. Hyland氏の暖かい歓迎の辞で始まりました。続いて日米協会会長で元駐米大使の藤崎一郎氏のユーモア溢れる祝辞と、かなり高度な日本に関するクイズが出され、高校生達はここでもクイズに挑戦することとなりました。

Jason. P. Hyland氏の歓迎の辞
Jason. P. Hyland氏の歓迎の辞
藤崎一郎氏の祝辞
藤崎一郎氏の祝辞

このクイズの解答は集計され、高得点の3人には藤崎会長から素敵なプレゼントが渡されました。高校生の代表からは流ちょうな日本語でお礼の言葉がありました。DSCF9646DSCF9669

 

 

 

 

和洋中取り混ぜたお料理をつまみながら、屈託のない明るい高校生達は、招待者(様々な形でジャパンボウルに関係し、応援している日本の方々)とすぐに打ち解け、日本の印象や、広島のホームステイ先での楽しい思い出、広島の高校生達との交流、お気に入りの食べ物などについて元気に語ってくれました。会の終わりに、JBSGから、24名に”はずれの無いくじ引き”でプレゼントを渡しました。このプレゼントは、日頃からJBSGの活動を応援して下さる方々から寄せられた、日本の伝統的な扇、団扇、博多人形、日本各地のこけし、民芸玩具などです。包みを開いて中身を見る瞬間の彼らの顔、歓声を上げる表情がなんとも可愛くて、こちらも幸せな気分になりました。付添いの先生方にも抹茶茶碗を差し上げることができました。

また日本にきてね!また必ず日本に来ます!と声を掛けあいながら約2時間のパーティーは幕を閉じました。

 

 

第一回講演会を開催

2014年11月13日(木)午後5時45分~7時
会場 日米協会 東京都港区赤坂
講演 「今の若い人達って」? 藤崎一郎 日米協会会長

一般社団法人 日米協会の後援を得て、第1回の講演会を開催しました。

演者として日米協会会長・前駐米大使の藤崎一郎氏をお迎えし、上記タイトルで講演していただきました。講演に先立ち、前ジャパンボウルディレクターで、JBSGアドヴァイザーの鶴 美穂さんが、ジャパンボウルとは何かをビデオとスライドを使って説明しました。参加者は総勢約60名で、会場はほぼ満席となりました。

藤崎氏の講演は、豊富な知識と経験に裏打ちされた世界情勢、とりわけ日米関係の過去、現在の分析、さらに将来に向けての貴重な提言があり、ウイットに溢れる軽妙な語り口と笑顔で聴衆を魅了しました。講演の中で、若い世代の日本人の英語能力の必要性に触れられ、それに関連する質疑応答の中では、高校の英語教育の問題が取り上げられました。ジャパンボウルに参加するアメリカの高校生達の日本語や日本文化に対する知識の深さを知っている私達も、この問題には大いに関心があり、今後、高校の先生同士の日米交流も視野に活動を行いたいと考えています。

ジャパンボウル入賞者(KAKEHASHIプロジェクト)歓迎レセプションに参加

2014年7月15日(火) 午後6時から
会場 American Center Japan 東京都港区赤坂

2014年のジャパンボウル優勝者の日本研修旅行は、外務省が推進する青少年交流のための「KAKEHASHI Project」により、入賞者43名が日本に招聘されました。

来日した高校生達の歓迎レセプションが、7月15日、ワシントン日米協会と米国大使館の主催で開催されました。私達JBSGメンバーもそこに参加させて頂き、高校生達と接し、日本の印象や、ジャパンボウルに参加した感想、将来の進路と日本とのかかわり方等の意見を聞く事が出来ました。また、ジャパンボウルを積極的に支えている方々や引率の先生方とも懇談でき、貴重な体験をしてきました。高校生代表のお礼の言葉をはじめ、彼らの日本語の会話、表現能力の高さに驚き、積極的で素直で快活な姿にあらためて感激しました。ちなみに一番の人気は大阪でのホームステイと、お好み焼きでした。
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