第30回全米ジャパンボウル大会開催に向けて

2020年4月21日から22日(アメリカ東部標準時間)に、全米ジャパンボウル大会が開催されます。詳しくはここをご覧ください(英語版はこちら)。

ジャパンボウル大会は、ワシントンDC日米協会が1992年に設立した日本語・日本文化の知識を競う大会で、今年で30周年を迎えるに至りました。ずっとアメリカ各地の大会の優勝者がワシントンDCへ集まって、決勝大会を行うという方式でしたが、28回大会以来、コロナ禍の影響で、オンラインで開催されています。今年も「Digital Japan Bowl」として、Hopinというオンラインプラットフォーム上で上記の期間に開催されることとなりました。決勝ラウンドのライブ配信は、日本時間4月23日午前7時からの予定です。

今年もジャパンボウルサポーターズグループは、大会の成功を祈って、エールの動画を作成して送りました。


決勝大会に興味のある方は、ライブ配信をぜひご覧ください。

次のURLをクリックすると、上にあるようにYouTubeでdigital Japan Bowl配信の予約ができます(ただし表示されている時間はアメリカ東部時間のようなので要注意)。
https://www.youtube.com/watch?v=VwX7boQo2pc

母校の小学校で講演しました

新型コロナウイルスのために、JBSGもご多分に漏れず思うような活動が出来なくなって久しいのですが、最近あった関連する活動について書いておきます。これ以外にも書かなければならないものがいくつかあるのですが、それはまた機会を見つけて後追いで投稿することにします。まずは最近のことで。

2月25日に、JBSGのメンバー3人が母校の小学校(日本女子大学附属豊明小学校)で講演をする機会がありました。校長先生からリトミックの天野 蝶先生や音楽の一宮道子先生の思い出と、国際交流のことを話してほしいという依頼を受けたのです。一度、打ち合わせのために小学校を3人で尋ねて、講演の趣旨やねらいなどの話を聞きました。対象は4年生から6年生、ただし、講堂で対面で聞くのはこの時期なので5、6年生で、4年生はリモートで聞くということでした。

その後、どんな話にするか3人で構想を練りました。3人は小学校の時は楓組の同級生で、高校まで附属に進み、その間にそれぞれ異なる興味を持つようになり、大学ではそれぞれ別の道を歩むことになりました。それがあるきっかけで、再び合流してJBSGを立ち上げ、国際交流の一翼を担う活動を始めることになったのです。そこで我々3人の小学生時代の思い出、高校卒業後それぞれの人生を歩み、その間に関係した国際交流の話、そして最後に10年ほど前に結成したJBSGの活動を簡単に紹介する内容で纏めました。

講演会の半月ほど後に、講演を聞いた小学生達から、素晴らしい「お礼のお手紙」という表紙の冊子が送られてきました。冊子は各学年のクラスごとにまとめられ、思い思いの装丁がなされ、講演の感想が書かれていました。

8冊のうちの3冊です

当日は、昔と変わらない懐かしいセーラー服姿の小学生達がお行儀よく座り、静かに聞いてくれていましたが、演壇から眺めた範囲でメモを取るような様子は見られませんでした。それなのに感想文は私達が伝えたかった内容をかなり適格に受け取っていることが分かるもので、小学生の集中力に感服しました。さらに『私が最も興味を持ったのはJBSGの活動でした」と書いてくれた生徒さんがとても多くて、びっくりしました。

実は“JBSGの活動”には、小学生はあまり興味を持たないのではないかと思っていました。活動の対象が高校生であることが私達の先入観としてあったからだと思います。ところが感想文の半分以上がこの活動を知りたい、ジャパンボウルではどんな問題が出るのか、もっと知りたかったとか、私も将来ジャパンボウルに関係するような活動をしたい等と書いてくれていました。

そろそろコロナも収束すると見込まれますので、JBSGの活動も再開する予定です。今後の活動方針を議論するうえで、この可愛らしい小学生達の”嬉しい反応“を生かしたいと思っています。

パワーポイントを使った当日の話は、こんなふうなものでした。最初のスライドはこれです。

小学校にはとてもユニークな先生方がおられ、ユニークな授業が行われていました。懐かしい写真!

そんなユニークな教育の下、三人衆の面々は、それぞれ別なことに興味を惹かれ、それぞれの国際交流を続けていったのでした。

〇令子ちゃんの場合 5年生の時の英語は北島メアリー先生(アメリカ人)で、優しいまなざしで英語の歌を身振り手振りをつけて歌う楽しいものでした。そこから英語に興味を持ち、中学生の時はペンパルと文通、高校、大学とずっと英語を勉強し続けました。海外で15年暮らし、友達もたくさんでき、今は、CWAJという団体でボランティアをしています。CWAJはCollege Women’s Association of Japanの略称で、女子大学院生に奨学金を給付したり、外国人留学生に日本の文化や習慣になれる機会を提供したりしています。

〇昭子ちゃんの場合 理科の教育の特色として挙げられているのが、「自然観察、体験を重視した実物教育」で、「実物の観察と体験を大切にした自然教育を特色の一つとしています。授業時間のうち、3~5年生では6割、6年生でも3割の時間を自然観察とそれに関連する学習に充てています。学習も数多く行い、子ども自身で体験をする機会を広げています。」とあります。葉っぱの観察をして、生きた葉と1週間放置した葉の重さを比較して、その差が何であるかを考えさせられました。「水」ということを理解するのに時間がかかりました。でも、水は分子であるということを学んで、目の前が開けました。「物」は分子でできているんだ、それを作ること(合成)が出来るんだということです。それで薬学に進み、研究者の道に入りました。科学の世界では英語で論文を書いたり、研究者と交流したり、まさに国際交流の場そのものでした。

〇恭子ちゃんの場合 好きな授業はお習字でした。先生の書かれたきれいな字が印象に残っていて、言葉の意味にあわせて色々な書体で表現できる筆文字が好きで、大学4年の時から書道を習い始め、今でも続けています。日本にいらした外国の方に日本語でお話しするボランティア活動を25年も続けています。日本には筆で書いた文字を使ったタイトル、広告、看板、星取表、などなど、実に様々なものがあります。この文化を、外国の方に伝えたいといつも思っています。

ひょんなことから、この三人衆が再び50年ぶりに合流して、JBSGというグループを作って、国際交流の活動を一緒に始めることになりました。ひょんな事ってなに?そこにもやはり、日本女子大学が関係しています。附属高校のクラス会でアメリカに行った時に、ジャパンボウルの全米大会を見学したのです。この辺りの詳しいことは、このサイトの別のページに紹介されているので省略しますが、講演ではていねいにお話ししました。また、JBSGの活動も紹介しました。JBSGは、全米JB大会の優勝者が日本に来た時に、日本について知ってもらうために様々なイベントを行ってきました。次のは、その一つである2018年の競技カルタのワークショップの写真です。

この写真の左上のカルタクイーンの女性、豊明小学校の卒業生です!